テキストサイズ

身代わりH

第24章 *知られていた

恐怖と悔しさで涙が込み上げて来た時、腕を押さえ付けてる松嶋くんが言った。




「…あれ?泣いてんの?」




「…あ。本当だ。マジそそるわ…先輩もこの顔にやられたってわけか」




-え?




「じゃね?」と松嶋くんと顔を見合わせて笑う新谷くんの言葉に耳を疑った。




「…そうなんだろ?実の兄貴相手に感じちゃう淫乱雅ちゃん?」




「…!…」




…な…なんでっ…?




誰も知らない事実をサラリと言われ、あたしはひどい状態で拘束されているのにも関わらず、抵抗することも忘れて硬直した。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ