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身代わりH

第24章 *知られていた

ほぼ毎日のように自分にくっついて校庭を眺める様子に、サッカー部のマネやれば?と勧めたことも懐かしく思い出す。




『ううん、いいの…』




だけど雅は哀しそうに首を振った。




-先輩は…何を考えてるんだろう?




普通、妹に手出すか?




しかもあんなに大事にしてる先輩自らそんなことするなんて…。




ユミは今日雅が倒れた時のことを思い出した。




口止めされてたから雅には言えなかったけど…






5階から保健室まで倒れた雅を運んだのは他ならぬ楠先輩なんだよ…?

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