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身代わりH

第4章 *お仕置き

…お兄ちゃんが荒らしたベッドの上を見渡す。




ぐちゃぐちゃになった布団が行為の激しさを物語っているのに、最後に残された言葉が酷く対照的で、自然と涙が零れた。




お兄ちゃんが階段を降りていく足音を聞きながら…シーツに点々と染みが出来ていくのを見ていた。




「…っく…っ、ひ…っく…」




-どうして?




なんで…こんなこと。




さっきまで熱かった体が急激に冷めてきて、あたしは、布団にくるまって大泣きした。




-ひどいよ…お兄ちゃん…。

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