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身代わりH

第6章 *滴る水

「ますます濡れて来たな…熱くてとろけそうだ」




「はっ…!はっん…ッ」




大きなうねりとなって押し寄せる快感に目が眩んで、必死で声を噛み殺す。




「…顔、上げて」




クイ、と顎を持ち上げられ、虚ろな視線を鏡に移すと、欲に浮かされたお兄ちゃんのまっすぐな瞳と目が合った。




ドキ-…。




何もかも見透かされてしまいそうな強い意志を持った瞳-…。




「-ほらミク…おまえのやらしい液体が溢れ出してる」




グチュグチュッ…




お兄ちゃんはそう言って結合部から溢れた液体を掬いとると、あたしの胸に塗り付けた。




「…や…っぁ…」

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