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第2章 土曜日






――フッ…余裕じゃねぇか。


「…死んでいただこう。」

基樹は言うが早いか腹を下から殴り飛ばした。



「ぐほぉぁあっっっ!!」



形勢逆転。


Sは殴られた衝撃で壁までぶっ飛び更に壁に後頭部を強打してしまい、口から泡を噴いて気絶した。


「…ま、こんなもんだろ。」


基樹は一度だけでもSを殴れた達成感で、満足していた。


そして、基樹は職員室を後にした。





…と思っていたが、頭に違和感を感じて立ち止まった。



――なっ…!!


「ゲホゲホッ…ざ……ざ、まぁ…オエッ」


基樹の頭には、Sの手に握られていたはずのパースエイダーの銃口が当てられていた。



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