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翔太郎は珍しく照井が思ったよりもだいぶ潰れていたのか照井が呼び掛けても言葉を発することなくただ頷くばかりだった。
そして二人はそのままベッドへとなだれ込んだ。

「ってぇー…」

寝そべる翔太郎は頭を抱えている。
照井はそんな翔太郎を見ながら上着を脱ぎ、真横で座り様子を見ていた。

「調子に載って帰り際にあんなに煽る奴があるか‥俺がいなきゃそのまま潰れていたぞ」

「わりぃわりぃ…でもよ、飲まなきゃ気がすまなかったんだ今日は‥」

虚ろな瞳で何処か遠くを見るかの様にいう翔太郎に照井は何も言わず背中で聞いていた。

「なぁ、照井…お前フィリップより良く出来るっていったけど本当か？まさか、本当の冗談だったなんていわねぇーよな…？」

翔太郎はニヤニヤと少し嫌味混じりに照井に挑発気味に言ったその次の瞬間、照井の中で何かが切れたのと同時に火がついてしまった。