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仮面な人たちの恋愛夢小説

第2章 仕事と愛と君と、(W)

仕事が一段ついたところで、彼女は上着を羽織る。
彼女も照井同様、私服がOKな刑事な為に女性らしいかつ動きやすい服装でいる。
今日の上着は、黒のレザージャケットだ。
二人は事務所へと向かう。
歩いている間照井が事務所の仲間の話しを彼女にした。

「邪魔するぞー‥」

『お邪魔しまーす…』

『あら、竜くんいらっしゃい♪』

「よぉー照井、そちらのお嬢さんは…?」

『水無月愛羅です。こう見えても刑事ですっ』

「彼女は最近俺のいる課に配属されてきた刑事だ。そろそろ左達に紹介しようと思って連れてきた」

「こんなに可愛いのに刑事なのか!?へぇー…」

『でも、身長小さいよね??んー‥150cmちょっとくらい?』

『生まれた時が小さかったみたいで、これ以上は身長伸びないんです‥』

『そうなんだ‥何だか悪いこと聞いちゃったみたいだね、ごめんなさい…』

『いいんですよ!本当に刑事なのかーなんて良く言われますし、身長のことも、気にしてないですから』

そう言って亜樹子に微笑みかける彼女は理由は分からないものの、何処か寂しそうだった。

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