仮面な人たちの恋愛夢小説
第19章 happiness to god(K)
『名護さん、そのままでいてください』
今度は彼女が名護の手当てを始める。名護は拒否したが、彼女はそれを押し切って背中についた傷まで包帯で巻いた。
その時、名護は上半身裸だった。名護は自分の格好に気付くと彼女にいう。
「恥ずかしくはないんですか」
『あっ、手当てに夢中だったから…』
慌てて目線を反らす彼女に名護は困った様子で頭を掻いた。
「一応、お礼は言っておきます」
彼女は目線を反らしたまま頷く。不意に彼女のセミロングの髪が顔を隠して、雨に濡れて暖かい部屋で広がる甘い香りが名護の本能をくすぶった。
今度は彼女が名護の手当てを始める。名護は拒否したが、彼女はそれを押し切って背中についた傷まで包帯で巻いた。
その時、名護は上半身裸だった。名護は自分の格好に気付くと彼女にいう。
「恥ずかしくはないんですか」
『あっ、手当てに夢中だったから…』
慌てて目線を反らす彼女に名護は困った様子で頭を掻いた。
「一応、お礼は言っておきます」
彼女は目線を反らしたまま頷く。不意に彼女のセミロングの髪が顔を隠して、雨に濡れて暖かい部屋で広がる甘い香りが名護の本能をくすぶった。