無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「一目惚れ…だったんです。だから私のことをもっと知りたいと言ってくれた貴女に、私は喜びを感じたんです。最も、貴女は鈍感だから気付いていないでしょうけど」

いつもの生真面目な名護は何処へやら。彼に似合わない言葉を放っている。彼女は目を丸くさせた。

「僕がこんなことをいうのは変ですか？」

彼女が頬を赤く染めながら首を横に振ると、名護は少し安心した様子で彼女に近付いていく。それを間に受けた彼女が後ろに身を引くと膝裏にベッドの角が当たり、気付けば倒れていた。
彼女の上には、彼女を見下ろす名護の姿が。