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仮面な人たちの恋愛夢小説

第20章 赤い殺戮・赤い記憶(鎧)

「君の過去がどうであれ関係ない。俺には君が必要だ」

少しの間言葉を失っていた貴虎だが、それからしっかりと彼女の肩を掴むとそう言い聞かせた。

「着替えた方がいいな。首の所は見ないで着替えるんだ。一応倒れたら困るから、背中を向けて此処にいるが、いいよな…?」

貴虎の言葉に小さく頷く彼女と、同時に背を向けた貴虎。
貴虎の背中を合図に彼女もまた背を向けて着替え始める。
ふいに、貴虎がそんなことが言った。

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