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仮面な人たちの恋愛夢小説

第26章 白い羽根に包まれて、(電)

はっとして目を覚ました彼女は自分の冷や汗に驚いていると、夢にいた彼が顔を覗かせた。

「姫、凄い汗ですが‥」

思わずその顔に安堵した彼女は彼に抱き着く。
彼は優しく抱き留めてくれる。

「怖い夢でも見たのですか…?」

頷く彼女に対し、彼は汗をそっとタオルで拭きながら話を聞き出す。

「どんな夢です?」

『ジークが…いなくなる夢』

不安と恐怖に満ちた表情。
そんな彼女の表情は彼を奮い立たせる。
やがて彼の手が彼女の頬を優しく包むと語りかけた。

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