仮面な人たちの恋愛夢小説
第45章 お前だけの特等席(鎧)
『戒斗』
「ん、何だ」
『一緒に寝よ?』
甘えたような声でそう言われると弱い。
いつも一緒にだろうというと、彼奴は今日はもっと近くでと言った。
「仕方ないな‥特別だぞ…?」
『うんっ‥』
優しく口づければあっという間に熱い吐息に変わって乱れてゆく。
まだほんのりと、抜けきれない酒の香りが鼻をついた。
「今日は随分と飲まされたんだな‥あれだけちゃんと断れるようにと言っただろうが」
『仕方ないなでしょ、部長に誘われて皆で行ったんだから』
「‥ったく、あまり酒臭いと隣で寝ないからな」
寂しがる彼奴の表情。
一緒じゃなきゃ嫌、と彼奴は俺に強く抱き着く。
全く…そういうところはしっかりしているものだから突き放す理由もなく、そっと抱き締めてやる。
「ん、何だ」
『一緒に寝よ?』
甘えたような声でそう言われると弱い。
いつも一緒にだろうというと、彼奴は今日はもっと近くでと言った。
「仕方ないな‥特別だぞ…?」
『うんっ‥』
優しく口づければあっという間に熱い吐息に変わって乱れてゆく。
まだほんのりと、抜けきれない酒の香りが鼻をついた。
「今日は随分と飲まされたんだな‥あれだけちゃんと断れるようにと言っただろうが」
『仕方ないなでしょ、部長に誘われて皆で行ったんだから』
「‥ったく、あまり酒臭いと隣で寝ないからな」
寂しがる彼奴の表情。
一緒じゃなきゃ嫌、と彼奴は俺に強く抱き着く。
全く…そういうところはしっかりしているものだから突き放す理由もなく、そっと抱き締めてやる。