仮面な人たちの恋愛夢小説
第7章 約束のドラゴン(W)
「ただいま」
『お帰り晴人。今お茶淹れるから』
「ああ。二階にいるから持ってきてもらえるかな?」
『うん。分かった』
コヨミに出迎えられた晴人は二階へと脚を向けた。
ベッドに寝転がった晴人は、首にかけたネックレスを眺める。
そして、胸の前でネックレスを握り締める。
「ドラゴン。お前はあの子の持つドラゴンと何の関係があるんだい…?」
自分の中のドラゴンに問い掛ける。
目をつぶると、ドラゴンと二人だけの空間が広がった。
「教えてくれドラゴン!」
〔我の口からは言えぬ〕
「何でだ?」
〔そういう決まりだからだ〕
「‥‥そうか」
目を開くと目の前にはコヨミがいた。
『どうかしたの?』
「コヨミ…いや、何でもない」
『そう‥お茶置いておくから』
「ああ。サンキュ」
お茶を飲みながら考え事をする晴人を不思議そうに見るも、その場を後にした。
晴人はコヨミがいなくなったのを確認するとネックレスの鈴のを指で弾いた。
《テレポート》
『お呼びか?』
「お前のドラゴンと逢う方法はないか?」
『私のドラゴンと?』
「ああ。会えたら何か分かるかもしれない」
『…分かった。だが、会いたいと言って会えるものではない。私のドラゴンはなかなか人を選ぶものでね‥ついてくるがいい』
テレポートの指輪を使い、何処か静かな場所へと移動した。
『お帰り晴人。今お茶淹れるから』
「ああ。二階にいるから持ってきてもらえるかな?」
『うん。分かった』
コヨミに出迎えられた晴人は二階へと脚を向けた。
ベッドに寝転がった晴人は、首にかけたネックレスを眺める。
そして、胸の前でネックレスを握り締める。
「ドラゴン。お前はあの子の持つドラゴンと何の関係があるんだい…?」
自分の中のドラゴンに問い掛ける。
目をつぶると、ドラゴンと二人だけの空間が広がった。
「教えてくれドラゴン!」
〔我の口からは言えぬ〕
「何でだ?」
〔そういう決まりだからだ〕
「‥‥そうか」
目を開くと目の前にはコヨミがいた。
『どうかしたの?』
「コヨミ…いや、何でもない」
『そう‥お茶置いておくから』
「ああ。サンキュ」
お茶を飲みながら考え事をする晴人を不思議そうに見るも、その場を後にした。
晴人はコヨミがいなくなったのを確認するとネックレスの鈴のを指で弾いた。
《テレポート》
『お呼びか?』
「お前のドラゴンと逢う方法はないか?」
『私のドラゴンと?』
「ああ。会えたら何か分かるかもしれない」
『…分かった。だが、会いたいと言って会えるものではない。私のドラゴンはなかなか人を選ぶものでね‥ついてくるがいい』
テレポートの指輪を使い、何処か静かな場所へと移動した。