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──休息もつかの間、何かと探偵事務所に顔を見せる仲間の刑事が静かにやって来た。
それに気付いた翔太郎は帽子から顔を覗かせ刑事を見やった。

「よぉー照井。今日は早いな」

「仕事が早く片付いたものでな、今日は生憎暇な身だ。‥左は一人か。フィリップはまた何かにでものめり込み始めたか」

「ああ。亜樹子の奴も相変わらずペット探しだのなんだのって騒いで出ていったきり戻らねぇ。俺も暇人だ」

「所長らしいな‥ところで左。君に一つ聞きたいことがあるんだが…」

「何だ？」

「この写真に見覚えは…？」

ジャケットの内ポケットから取り出した一枚の写真。
翔太郎は写真を見るなり顔を真っ青にした。
動揺の色を見せる翔太郎に照井は更に問い詰める。

「この写真からして‥つまりはフィリップとそういう様な関係にあると俺は解釈してもいいのか」

「ち、違うんだ照井！フィリップが突然そういうのに目覚めちまって、多分‥アイツのことだから変なの検索したんだろうさ。そしたら俺は望んでもないのにフィリップは…っ」

「つまりは、フィリップの暴走が引き起こしたことだと…？」