テキストサイズ

声を届けたい

第2章 机



―――――――…


「瞳ーーーー!
休みだからって、何時まで寝てるの!!!」



リビングから母が叫ぶ…



今日は土曜日…
学校が休み………

時間は9:30…

昨日は遅くまでメールをしていて…眠い…


あ…宿題…出てた…



いいや…後で…



母の声を無視して…

二度寝に入る……




いいよね…休み…だし…



zzzzz…








―――――――――…



『…ん…何時だ?』


二度寝から覚めると…

昼になっていた…




『…だよね…昼…か…』



ゆっくり起き上がり…リビングに行くと…


誰もいない…


あれ?お母さん?



食卓にお昼と…書き置き…
【パパは朝からゴルフ、
ママは春物バーゲンに行きます】


はい…。



テレビを見ながらお昼を済ませ、部屋に戻る…



『さすがに…宿題…するか…』



ストーリーメニュー

TOPTOPへ