
夜会で踊りましょ!!
第1章 橘様の浴衣
「……ちゃん?翼女ちゃん?」
歩睦が翼女の顔の前で手を動かす。
「は!ごめん!」
我に返って慌てる翼女。
「僕の方見てたけど、なんか付いてる?」
顔を触る歩睦。
「海苔ついてる!」
遥香が頬を突付く。
「え、まじ!」
慌てて頬をする歩睦。
「ウッソ!そんな所に付くってどんな食べ方したのよ」
ケラケラ笑う遥香をムッと剥れて見る歩睦。
(付き合っているカップルってこんな感じかな…)
二人をみて、ふふっと笑う翼女。
「あ!翼女ちゃんにも笑われた!」
歩睦は、額に手を置き天を仰ぐ。
(気を許す人にはストレートに感情を向けて、友人には控えめなんだぁ、男の子データを持って集めないと…)
翼女には…
人に言えない秘密がある。
親友の遥香にも言っていない。
家族も知らない秘密。 それは……
ピピッ
遥香の携帯が鳴る。
「もしもし!着いた?」
遥香は相手を確認しないまま電話に出る。
「…うん。二階のフードにいるよ」
簡単に言うと電話を切る遥香。
「柾季?」
歩睦が聞く。
「うん。駐車場だって」
遥香は袋に残っていたポテトを加えて、トレイを片付け始めた。
歩睦が翼女の顔の前で手を動かす。
「は!ごめん!」
我に返って慌てる翼女。
「僕の方見てたけど、なんか付いてる?」
顔を触る歩睦。
「海苔ついてる!」
遥香が頬を突付く。
「え、まじ!」
慌てて頬をする歩睦。
「ウッソ!そんな所に付くってどんな食べ方したのよ」
ケラケラ笑う遥香をムッと剥れて見る歩睦。
(付き合っているカップルってこんな感じかな…)
二人をみて、ふふっと笑う翼女。
「あ!翼女ちゃんにも笑われた!」
歩睦は、額に手を置き天を仰ぐ。
(気を許す人にはストレートに感情を向けて、友人には控えめなんだぁ、男の子データを持って集めないと…)
翼女には…
人に言えない秘密がある。
親友の遥香にも言っていない。
家族も知らない秘密。 それは……
ピピッ
遥香の携帯が鳴る。
「もしもし!着いた?」
遥香は相手を確認しないまま電話に出る。
「…うん。二階のフードにいるよ」
簡単に言うと電話を切る遥香。
「柾季?」
歩睦が聞く。
「うん。駐車場だって」
遥香は袋に残っていたポテトを加えて、トレイを片付け始めた。
