夜会で踊りましょ!!
第12章 ショーを並んで
「みほちゃんのお母さん!いませんかぁ?」
「いませんか?」
二人は、迷子センターまでの道でも声を出しながら行く。
周りの人も二人の行動を温かく見ている。
「ねーお兄ちゃんはケッコンてるの?」
頭の上からみほが質問している。
「え!結婚!」
慌てる柾季。
「してない。してない。ぼくはまだ中学生だよ」
全力で否定する柾季。
「そうなの?お兄ちゃんってパパとおんなじ匂いがするよ」
「男の子だからね」
柾季は冷静に返事をする。
「でも、トモくんはしないよ」
「トモくんはしないのかぁ」
柾季はみほと話を合わせる。
「うん。でもね。トモくんが結婚したらパパとおんなじ匂いがしたよ」
「そ、そうなの?」
柾季はちょっと動きが止まる。
「でね。ママが”幸せの匂い”だって教えてくれたよ。だから。お兄ちゃんも
ケッコンしたのかなって」
(幸せ…今幸せなのかなぁ)
柾季は、目の前を歩く翼女の姿を見ている。
「あ、お母さん!」
みほが柾季の上で手を振る。
「いませんか?」
二人は、迷子センターまでの道でも声を出しながら行く。
周りの人も二人の行動を温かく見ている。
「ねーお兄ちゃんはケッコンてるの?」
頭の上からみほが質問している。
「え!結婚!」
慌てる柾季。
「してない。してない。ぼくはまだ中学生だよ」
全力で否定する柾季。
「そうなの?お兄ちゃんってパパとおんなじ匂いがするよ」
「男の子だからね」
柾季は冷静に返事をする。
「でも、トモくんはしないよ」
「トモくんはしないのかぁ」
柾季はみほと話を合わせる。
「うん。でもね。トモくんが結婚したらパパとおんなじ匂いがしたよ」
「そ、そうなの?」
柾季はちょっと動きが止まる。
「でね。ママが”幸せの匂い”だって教えてくれたよ。だから。お兄ちゃんも
ケッコンしたのかなって」
(幸せ…今幸せなのかなぁ)
柾季は、目の前を歩く翼女の姿を見ている。
「あ、お母さん!」
みほが柾季の上で手を振る。