夜会で踊りましょ!!
第15章 タチバナ様に出かける前
「遥香!」
爽果は遥香の背中をツンツン突く。
「きゃ!もう爽果姉さんびっくりする」
遥香は真っ赤な顔して爽果の方を向く。
「なにが『きゃ!』だよ。男女のくせに!」
まだ、ぶつぶつ言っている柾季。
「さ、こっち」
爽果は遥香を用意した椅子に座らす。
何気なくついていく柾季。
「ネイルには乾く時間がいるから、先に塗っちゃうわね。じゃよろしく」
爽果は、遥香に説明を入れ、ネイルを担当してくれるスタッフに声をかける。
「はい」
スタッフは返事と共に作業を始める。
「お願いします」
両手を出して頭を下げる。
「浴衣着るのにネイルもするんだ。女の子大変!」
柾季は興味津々でウロウロしている。
「柾季。さっさと部屋から出て!」
遥香が声をあげる。
「へいへい…」
半端な返事をする柾季。
「翼女ちゃん!」
翼女の背後から話しかける。
「え!柾季くん!!」
いきなり話しかけられて、あわてる翼女。
「翼女ちゃんのネイルはどんなの?」
手元を見ようとする柾季。
「あ、ぁの、見ないで!」
翼女が手を握って引っこめようとする。
ネイルをしてくれている女性が「動いちゃダメ」と翼女の指をつかむ。
「す…みません…」
翼女が小さくなっている。
「ぁ…」
(俺のせいで怒られた…、お邪魔虫はマジだな…)
柾季は反省した。
「柾季~さっさと行け!」
遥香が再びオーラを纏う。
「は、はいぃ」
追い出された柾季。
「ほんとバカ…せっかく…」
走って行く柾季の背中を見て言う遥香。
爽果は遥香の背中をツンツン突く。
「きゃ!もう爽果姉さんびっくりする」
遥香は真っ赤な顔して爽果の方を向く。
「なにが『きゃ!』だよ。男女のくせに!」
まだ、ぶつぶつ言っている柾季。
「さ、こっち」
爽果は遥香を用意した椅子に座らす。
何気なくついていく柾季。
「ネイルには乾く時間がいるから、先に塗っちゃうわね。じゃよろしく」
爽果は、遥香に説明を入れ、ネイルを担当してくれるスタッフに声をかける。
「はい」
スタッフは返事と共に作業を始める。
「お願いします」
両手を出して頭を下げる。
「浴衣着るのにネイルもするんだ。女の子大変!」
柾季は興味津々でウロウロしている。
「柾季。さっさと部屋から出て!」
遥香が声をあげる。
「へいへい…」
半端な返事をする柾季。
「翼女ちゃん!」
翼女の背後から話しかける。
「え!柾季くん!!」
いきなり話しかけられて、あわてる翼女。
「翼女ちゃんのネイルはどんなの?」
手元を見ようとする柾季。
「あ、ぁの、見ないで!」
翼女が手を握って引っこめようとする。
ネイルをしてくれている女性が「動いちゃダメ」と翼女の指をつかむ。
「す…みません…」
翼女が小さくなっている。
「ぁ…」
(俺のせいで怒られた…、お邪魔虫はマジだな…)
柾季は反省した。
「柾季~さっさと行け!」
遥香が再びオーラを纏う。
「は、はいぃ」
追い出された柾季。
「ほんとバカ…せっかく…」
走って行く柾季の背中を見て言う遥香。