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夜会で踊りましょ!!

第6章 柾季、色々考えます

「はは!悪い悪い…で、わざわざ電話かけて来たって事は直接話したかったんだろ、なんだよ」

  「ああ、少し気になったから、確認な…」

「なんの確認だよ」

  「柾季ってさ、翼女ちゃんの前で、僕の真似してる?」

「な!なんで、そんな事聞く?オレの行動…変だったか?」

  「僕は気がつかなかったけど、遥香が「真似みたいで変だ」って言ってたから…」

「真似って変か…」
 ベッドの上を寝返りを繰り返す。

  「…柾季。翼女ちゃんの事好きか?」

「な!いきなり何言うんだ」
 ベッドから立ち上がる柾季。

  「好きなんだよな?」

「ああ、大好きだ。好きすぎてどうしていいか、わからない」
 念押しされ、恥ずかしそうに堪える柾季。

  「……よかった…」

「なんだよ。この会話!今日のオマエ変だぞ…」
 真っ赤な顔して、まるで側に歩睦がいるかのように、突っ込みを入れる柾季。

  「え?…あぁ…まー気になってさ!僕ら長い付き合いだろ、柾季が楽しくないと、僕も楽しくない」

「歩睦…ありがとうな…歩睦はいい奴だ。さすがオレが認めた義兄弟…」
 柾季も恥ずかしさを抑えて、ベッドに胡坐を書いて座る。

「電話だから、言えるけど、遥香にもその優しさが少しでも在ればいいのにな、下僕扱いは身体に堪えるよ!ハハハ」
 遥香を思い出して豪快に笑う柾季。

  「ハッハハ!そ、そうだな……あー話…戻すな!」

「ああ」

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