夜会で踊りましょ!!
第6章 柾季、色々考えます
「あの子…事情があったの?」
「私もよく分からないけど…先生からは男の子恐怖症だって聞いたよ…そんな翼女ちゃんを柾季が…」
遥香は両手を肩に持って、震える。
「そ、そんな…僕は知らなかったんだよ…」
“どうしよう”顔をする柾季。
「何かあったら、ちゃんと、責任とってね」
睨む遥香。
そんな事知らない僕は、噴水公園で身体に触ってしまった。
男の子恐怖症の翼女ちゃんとやっと、話せる友達になったのに、どうやって、一歩進むってどうしたらいいのさ…
柾季は、土曜の深夜を眠る事が出来なくなった。