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夜会で踊りましょ!!

第7章 遥香と歩睦の夜中の…

歩睦視点

  「……ありがとな!おやすみ!」

「おやすみ!」
 ピッと携帯の通話をオフにする歩睦。

「ふーこれでいい?遥香」

「うん」

 ココは僕の部屋。
 ベッドに腰掛けているのは遥香。
 なぜか、僕は床の上。

この状況が始まったのは、風呂から出て、部屋に戻ったときから始まった。


「遅いぞ!」
 部屋に入ると、遥香がベッドの上で、PSPを操作していた。

「は、遥香!いつからここに居るの?」
 いるはずのない人がいて、驚く歩睦。

「歩睦がお風呂に入ってる時来た」
 ベッドに腰掛けなおす遥香。

「母さん達に会った?」

「うん」
 笑顔の遥香。

(だからか…母さんがニコニコ手を振っていたの…)

「遥香。前にも言ったけど、誤解されるよ。昼間ならともかく、健全な中学男子の部屋に夜…そんな軽装で来ると、色んな誤解をともなって…」

「いいじゃん、歩睦なんだし…」

「はー、確かに、僕だけど…僕だから…もういいか…で、なに?用事なんでしょ?」
 歩睦は学習机の椅子を引き、遥香のほうに背もたれを向け、跨ぐように座る。

「柾季に電話して欲しいの!」

「柾季に?自分でかければ?」

「聞きたい事があるけど、絶対私には答えないだろうから、歩睦が聞いて欲しい」
 真剣な顔の遥香。

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