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夜会で踊りましょ!!

第7章 遥香と歩睦の夜中の…

 歩睦の部屋が静かだったのが、なにか、騒がしくなる。

 ベッドがギシキシ動いているのが、なんとなく分かる。

「な。なにして…」
 信司と景は目を合われて笑う。


   チチチチチッ


「もう、30分は経つわよね…」
 景が階段の下に立つ。


「………力ありがとう。お礼は考えとくね♪じゃ、おやすみ~」
 遥香が一人、歩睦の部屋から出る。



 景は慌てて、台所に入る。

「おじゃましました」
 遥香が普通に挨拶をする。

「あら、帰るの?」
 景が少し含みを持たせた顔で聞く。

「はい。夜分にすみませんでした」
 ペコッと頭を下げ遥香。

「いいのよ!気をつけてね」
 景が玄関で手を振る。

「はい!おやすみなさい」
 遥香も手を振って帰っていく。


 遥香が自分の家の玄関に入るのを確認して、景は自分の家に入る。



「帰ったの?」
 信司が景の側に来る。

「帰った…」
 二人見つめあう。

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