夜会で踊りましょ!!
第8章 浴衣は勝負服!
女性店員が暖かいお茶を持ってきた。
「橘様を引き立てる小物を用意しましょう」
反物が入った籐のかごを脇に置き綾郷が浴衣用の帯や飾りを広げ始めた時。
ピピ
母の携帯がなる。
「あ。失礼…『はい。』」
母が携帯に出る。
「え?……」
携帯の相手は仕事場のスタッフからだった。
「…!………」
「まー!!手に入った?お手柄ですわ!」
母の興奮している。
「…………」
「…えぇ今から、事務所に行くわ」
静かに携帯を切る母。
「やったわ!」
母は声を上げる。
“何事?”と注目する店員の人たち。
「母さん?どうしたの?」
いきなりの行動に戸惑う柾季。
「ずっと、探していた。花器が見つかったの!」
母がキラキラした瞳で柾季を見る。
「花器…」
柾季はその目を見て、驚きと安堵する。
「あー…急いで事務所に行かなきゃ!あ!でも。二人の事も兄さんに頼まれているし…」
一喜一憂している柾季の母。
「はぁ…こうなると、もう手がつけられない…」
その母の顔を見て、ため息をする柾季。
「おばさんどうしたの?」
遥香が柾季の側に来る。
「橘様を引き立てる小物を用意しましょう」
反物が入った籐のかごを脇に置き綾郷が浴衣用の帯や飾りを広げ始めた時。
ピピ
母の携帯がなる。
「あ。失礼…『はい。』」
母が携帯に出る。
「え?……」
携帯の相手は仕事場のスタッフからだった。
「…!………」
「まー!!手に入った?お手柄ですわ!」
母の興奮している。
「…………」
「…えぇ今から、事務所に行くわ」
静かに携帯を切る母。
「やったわ!」
母は声を上げる。
“何事?”と注目する店員の人たち。
「母さん?どうしたの?」
いきなりの行動に戸惑う柾季。
「ずっと、探していた。花器が見つかったの!」
母がキラキラした瞳で柾季を見る。
「花器…」
柾季はその目を見て、驚きと安堵する。
「あー…急いで事務所に行かなきゃ!あ!でも。二人の事も兄さんに頼まれているし…」
一喜一憂している柾季の母。
「はぁ…こうなると、もう手がつけられない…」
その母の顔を見て、ため息をする柾季。
「おばさんどうしたの?」
遥香が柾季の側に来る。