夜会で踊りましょ!!
第10章 『橘姫の絵画展』
遥香の姿が見えなくなった頃
「遥香ちゃーん」
小鳩はカメラを持って走って出てくる。
「おっと、先輩がフロアに出てきたな…」
歩睦が小鳩の方を向く。
「あれ?」
遥香を探す小動物になる小鳩。
「あ。先輩さん…遥香は、先行きましたよ」
柾季が声を抱える。
「えー!もう行っちゃったの」
小鳩は柾季に詰め寄る。
「あ、はい…」
柾季が距離を取ろうと手を前に出すと、ホンの少しだけ小鳩の胸があたる。
「あ!私の胸触った?」
胸を隠すしぐさをする小鳩。
「え!触ってないません!」
大げさに否定する柾季。
「うふふ!その反応も遥香ちゃんと一緒なのね」
楽しそうな小鳩。
「従兄弟君。お姉さんの胸もっと触りたい?」
小鳩が体をクネラシながら迫ってくる。
「え?あ、あの…」
柾季が後ずさりする。
「あー!遥香みっぃけ!」
歩睦の大きな声が聞える。
「え!どこ?」
小鳩が周りを見回す。
「今のうち!」
歩睦が柾季を引っ張って、展示品の隅に隠れる。
「あの…先輩さんは、いつもあんな感じ?」
柾季も周りを見ている。
「ごめんね。先輩も悪気があるわけじゃないんだ」
歩睦は、困った顔で笑う。
「遥香ちゃーん」
小鳩はカメラを持って走って出てくる。
「おっと、先輩がフロアに出てきたな…」
歩睦が小鳩の方を向く。
「あれ?」
遥香を探す小動物になる小鳩。
「あ。先輩さん…遥香は、先行きましたよ」
柾季が声を抱える。
「えー!もう行っちゃったの」
小鳩は柾季に詰め寄る。
「あ、はい…」
柾季が距離を取ろうと手を前に出すと、ホンの少しだけ小鳩の胸があたる。
「あ!私の胸触った?」
胸を隠すしぐさをする小鳩。
「え!触ってないません!」
大げさに否定する柾季。
「うふふ!その反応も遥香ちゃんと一緒なのね」
楽しそうな小鳩。
「従兄弟君。お姉さんの胸もっと触りたい?」
小鳩が体をクネラシながら迫ってくる。
「え?あ、あの…」
柾季が後ずさりする。
「あー!遥香みっぃけ!」
歩睦の大きな声が聞える。
「え!どこ?」
小鳩が周りを見回す。
「今のうち!」
歩睦が柾季を引っ張って、展示品の隅に隠れる。
「あの…先輩さんは、いつもあんな感じ?」
柾季も周りを見ている。
「ごめんね。先輩も悪気があるわけじゃないんだ」
歩睦は、困った顔で笑う。