夜会で踊りましょ!!
第10章 『橘姫の絵画展』
しばらく、展示品の隅に隠れている二人。
「もう、いいかな…」
歩睦が周りを確認していいる。
「はードッと疲れた…」
柾季が一番近くのベンチに座る。
「柾季は、あーゆうガンガン系苦手?」
「うーん。対応が取りづらい…」
「対応って大人ぁ」
「だってさ、お前たちの先輩だろ!露骨に拒否ると後が大変だろ?」
「別に、そこまでしなくてもいいんじゃない?遥香自体が逃げたんだから…」
二人は、笑顔で逃げていく遥香を思い出す。
「だな…気を遣いすぎた…」
体の力が向けていく柾季。
「この展覧会の話を聞いた時、すごく楽しみにしてたから、来れてよかったよ」
歩睦が柾季の横に座る。
「全部、遥香のしたい事か?」
「たぶんね」
「オレたちは振り回されぱなし…」
ゲンナリする柾季。
「僕は、別に振り回されてないよ。今日だって、全部柾季のおごりだし!」
悪戯っぽく笑う歩睦。
「そうですか…」
(そりゃ、彼女が行きたいって言えば、断らないのが彼氏だよね)
複雑な気持ちを抱きながら心の中で呟く柾季。
「それにしても、あの先輩は遥香のどこが好きなんだろうな?」
「先輩は遥香の花に対するセンスが自分好みなんだって」
歩睦が優しい言葉を言う。
「確かに、遥香のセンスはいいが…でもな…」
(なんか…歩睦の言っているのと、オレが感じたモノと違う…)
柾季は少し考える。
「もう、いいかな…」
歩睦が周りを確認していいる。
「はードッと疲れた…」
柾季が一番近くのベンチに座る。
「柾季は、あーゆうガンガン系苦手?」
「うーん。対応が取りづらい…」
「対応って大人ぁ」
「だってさ、お前たちの先輩だろ!露骨に拒否ると後が大変だろ?」
「別に、そこまでしなくてもいいんじゃない?遥香自体が逃げたんだから…」
二人は、笑顔で逃げていく遥香を思い出す。
「だな…気を遣いすぎた…」
体の力が向けていく柾季。
「この展覧会の話を聞いた時、すごく楽しみにしてたから、来れてよかったよ」
歩睦が柾季の横に座る。
「全部、遥香のしたい事か?」
「たぶんね」
「オレたちは振り回されぱなし…」
ゲンナリする柾季。
「僕は、別に振り回されてないよ。今日だって、全部柾季のおごりだし!」
悪戯っぽく笑う歩睦。
「そうですか…」
(そりゃ、彼女が行きたいって言えば、断らないのが彼氏だよね)
複雑な気持ちを抱きながら心の中で呟く柾季。
「それにしても、あの先輩は遥香のどこが好きなんだろうな?」
「先輩は遥香の花に対するセンスが自分好みなんだって」
歩睦が優しい言葉を言う。
「確かに、遥香のセンスはいいが…でもな…」
(なんか…歩睦の言っているのと、オレが感じたモノと違う…)
柾季は少し考える。