夜会で踊りましょ!!
第10章 『橘姫の絵画展』
「はい」
男性スタッフがスポーツドリンクをくれた。
「あ、ありがとうございます」
「君は展覧会を見に来てくれたのかな?」
笑顔で応対してくれる男性。
「はい。あーでも、アンケートも持ってかれてます」
苦笑の柾季。
「彼女は極度の恥ずかしがり屋さんだから、ビックリしたんだね。直ぐ帰ってくると思うよ」
「先輩。須々木さんきました」
ミミと呼ばれていた女性スタッフが近づいてきた。
「あ、あの…ご迷惑かけました」
その後ろに真っ赤な顔の翼女がいた。
「やっぱり。翼女ちゃんだ!」
柾季が立ち上がる。
「え?柾季くん…」
翼女が柾季の方を向く。
「もしかしたらって思ったけど、正解だった」
柾季が笑顔になる。
翼女少し固まる。
「知り合い?」
男性スタッフが柾季に聞く。
「はい。従姉妹の友達です」
「知り合いなのか。良かった。揉め事にならないね。ミミ持ち場に帰ろう」
立ち上がる男性スタッフ。
「はーい」
女性スタッフも翼女を休憩スペースに座らす。
「ミミさん!いて下さい」
翼女が半泣きで訴える。
「二人とも知り合いなら、大丈夫よ。じゃーね」
翼女の肩をポンポンと叩く。
残された二人。
沈黙が続く。
男性スタッフがスポーツドリンクをくれた。
「あ、ありがとうございます」
「君は展覧会を見に来てくれたのかな?」
笑顔で応対してくれる男性。
「はい。あーでも、アンケートも持ってかれてます」
苦笑の柾季。
「彼女は極度の恥ずかしがり屋さんだから、ビックリしたんだね。直ぐ帰ってくると思うよ」
「先輩。須々木さんきました」
ミミと呼ばれていた女性スタッフが近づいてきた。
「あ、あの…ご迷惑かけました」
その後ろに真っ赤な顔の翼女がいた。
「やっぱり。翼女ちゃんだ!」
柾季が立ち上がる。
「え?柾季くん…」
翼女が柾季の方を向く。
「もしかしたらって思ったけど、正解だった」
柾季が笑顔になる。
翼女少し固まる。
「知り合い?」
男性スタッフが柾季に聞く。
「はい。従姉妹の友達です」
「知り合いなのか。良かった。揉め事にならないね。ミミ持ち場に帰ろう」
立ち上がる男性スタッフ。
「はーい」
女性スタッフも翼女を休憩スペースに座らす。
「ミミさん!いて下さい」
翼女が半泣きで訴える。
「二人とも知り合いなら、大丈夫よ。じゃーね」
翼女の肩をポンポンと叩く。
残された二人。
沈黙が続く。