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薔薇はあいを囁く

第2章 薔薇の香りの麗人



「お休みなさいませ。」


メイドさんが一礼して扉を閉めた。

とたんに安堵のため息がでる。


「どうしたの?あい。」


「あ、あの、おろしてくれませんか?」


「ああ、ごめん。すぐ欲しかったよね?」


「えっ?」


立人さんは、スタスタと、奥へ進み、キングサイズのベットにあたしを下ろした。


周りを見渡すと、随分殺風景な部屋だ。

グランドピアノとベットしかないなんて…。


「…んっ…んん。」


立人さんが被さってきて、キスをしてきた。

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