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お姉ちゃん、一緒にアソボ?

第2章 play 1

そう…

私が今、最高にツマラナい理由…

何でいつも一緒に居るのにっ、私じゃなくて凜ばっかり告白されるの!?

確かに凜は美人でスタイル良いけど!

…それに比べて私は普通だけど!

でも…でもっ

「告白って……
あんたねぇ…断るのもメンドクサイもんなのよ?」

「何それ!?
私もそんな事、言ってみたい!」

凜の言葉に、次は目を輝かせて
尊敬の眼差しを向ける真優。

「はぁ……」

そして、凜は疲れきった溜め息を
わざとらしく吐きながら思う…

何で、いつも私なんだ?

真優だって、充分可愛いのに…

と。

これを本人に言わないのは、
凜が何と言っても、真優は"同情"だとか……

そんな風に受け取ってしまい、
一気に機嫌を損ねてしまうから。

真優は…自分の事、低く見すぎなんだよなぁ~…

「はぁ…」

真優の事を考えて、凜はまた
1つ大きな溜め息を吐いた。

「何よ~っ!溜め息ばっか吐いっちゃってさぁ!

私なんて……私なんて!
最後に告白されたの、小3の時っ。
しかも、三歳児にだよ!?」

凜の対応に、真優は自棄になりながら
怒鳴る勢いで叫びつけた。

「え……そなの?」

その真優の告白に、凜は素直に驚いている様子。

それもそのはず。

真優と凜は、今でこそ"親友"と呼べる仲だが、実際に会ったのは中学2年生でクラスが一緒になってからだ。

でも、お互いの事は…
きっと誰よりも把握している。

だからこそ、新たな真優の事実に
凜は素直に驚いた。

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