
お姉ちゃん、一緒にアソボ?
第2章 play 1
「うん……
その…"結婚"して下さい、って…」
いくら昔の事とはいえ、何となく気恥ずかしい真優は目線を凜から斜め下の床に変えながら話す。
「へぇ~……で?今その子は?」
モジモジする真優とは対照的に、
凜はスパスパと質問を投げ掛けた。
「ん~と……それがさぁ?
その男の子、悠真君って言うんだけど……
確か…私が中1ぐらいの時、急に引っ越しちゃったみたいなんだぁ」
「え?中学1年って…」
真優の説明の一部に少し目を見開いて反応する凜。
「そうそう!今じゃ笑い話だけど、
私の初失恋の時期だよ!
まっさか、初恋の相手が犯罪者で…
しかも、男の子に手を出して逮捕って……無いわぁ~」
クスクスと笑いながら、真優はその時の
事を思い返した──
私が中学に入学した頃。
あまり頭の良くない私を心配した両親は、私を近くの塾へ通わせた。
その…"結婚"して下さい、って…」
いくら昔の事とはいえ、何となく気恥ずかしい真優は目線を凜から斜め下の床に変えながら話す。
「へぇ~……で?今その子は?」
モジモジする真優とは対照的に、
凜はスパスパと質問を投げ掛けた。
「ん~と……それがさぁ?
その男の子、悠真君って言うんだけど……
確か…私が中1ぐらいの時、急に引っ越しちゃったみたいなんだぁ」
「え?中学1年って…」
真優の説明の一部に少し目を見開いて反応する凜。
「そうそう!今じゃ笑い話だけど、
私の初失恋の時期だよ!
まっさか、初恋の相手が犯罪者で…
しかも、男の子に手を出して逮捕って……無いわぁ~」
クスクスと笑いながら、真優はその時の
事を思い返した──
私が中学に入学した頃。
あまり頭の良くない私を心配した両親は、私を近くの塾へ通わせた。
