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お姉ちゃん、一緒にアソボ?

第2章 play 1

「…な、何?」

塾に到着した時、私は自分の目を疑った。

小さな塾の前に、パトカーが止められている。

でも、まだ私は…
近くで不審者でも出たのかな?ぐらいにしか思っていなかった。

ガチャ─

「…え?先生?」

こんな私に、現実を突きつけるように、

いきなり開いた塾の扉から…

私が見間違えるはずもなく、

確かに私の大好きな先生が警察の人に挟まれて出てくる。

その、あり得ない光景を…

私はただ…呆然と眺めていた。

不思議な事に、私は何処か、テレビドラマでも見ているような…

そんな気分で時を過ぎていくのを
待っていた…────

───

「あー、懐かしー…
そんな人には見えなかったんだけどなぁ…」

その後、お母さんから聞かされた。

先生が…7歳の…

しかも、男の子に手を出した事を。

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