身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第16章 第四話 【永遠の少女】 愛しき者
明姫(ミョンヒ)はつられるように微笑み、つい先刻まで弾(つまび)いていた伽耶琴を脇によける。部屋の片隅に控えていた女官は伽耶琴を受け取り静々と退出していった。
「こちらへおいでなさいませ」
明姫は微笑はそのままに、王に手招きする。ユンは嬉しげに顔を綻ばせると、まるでご褒美を貰える子どものように瞳を輝かせた。
「やはり、そなたは私が何を望んでいるかを見抜く才があるようだ」
ユンは明姫に近寄ると、横座りになった彼女の膝に頭を乗せて横たわった。
「やはり、そなたのここは私だけの特等席だ」
そう断言するユンの口調があまりに子どもっぽかったため、明姫は思わずクスリと笑みを零す。
「こちらへおいでなさいませ」
明姫は微笑はそのままに、王に手招きする。ユンは嬉しげに顔を綻ばせると、まるでご褒美を貰える子どものように瞳を輝かせた。
「やはり、そなたは私が何を望んでいるかを見抜く才があるようだ」
ユンは明姫に近寄ると、横座りになった彼女の膝に頭を乗せて横たわった。
「やはり、そなたのここは私だけの特等席だ」
そう断言するユンの口調があまりに子どもっぽかったため、明姫は思わずクスリと笑みを零す。