身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第16章 第四話 【永遠の少女】 愛しき者
ユンは悪戯めいた微笑を滲ませ、明姫を軽々と抱き上げた。両脚をはしたなくも一杯にひろげた体勢で彼を挟むようにまたがされ、膝の上の乗せられる。
「妃の期待を裏切っては申し訳ないゆえ、せいぜい私もそれに応えるとしよう」
身体を引き寄せられたかと思うと、耳に欲情に濡れた声が注ぎ込まれ、明姫は恥ずかしさのあまり顔が上げられない。自分が考えているすべてがユンに見透かされているようで、穴があったら身を隠したい想いだ。
「いつまでも慣れなくて、ごめんなさい」
消え入るような声で囁く。
「恥ずかしいのか?」
その問いに、身も世もない心地で頷いた。
「妃の期待を裏切っては申し訳ないゆえ、せいぜい私もそれに応えるとしよう」
身体を引き寄せられたかと思うと、耳に欲情に濡れた声が注ぎ込まれ、明姫は恥ずかしさのあまり顔が上げられない。自分が考えているすべてがユンに見透かされているようで、穴があったら身を隠したい想いだ。
「いつまでも慣れなくて、ごめんなさい」
消え入るような声で囁く。
「恥ずかしいのか?」
その問いに、身も世もない心地で頷いた。