テキストサイズ

身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】

第16章 第四話 【永遠の少女】 愛しき者

「―明姫」
 そのあどけない所作に煽られたのか、ユンに再び強く抱きしめられた。そこからは彼の貪るような口づけに必死に応じている中に服を剝がれ、生まれたままの姿にされてゆく。
 ただ彼から与えられる愛撫に翻弄され、声も嗄れるほど啼かされた。情熱的に求められて、啼き過ぎて声も出なくなり。
 猛々しい彼自身に貫かれて、たおやかな身体を弓なりに仰け反らせる。
「―っ!」
 一瞬、息をするのを忘れるほどの衝撃だったが、彼が胎内を満たす感覚は、何ともいえず不思議なものだった。
 感じ慣れた、この感覚。深い充足感に、明姫は我を忘れ夢中になる。息苦しいのに、気持ち良い。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ