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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】

第16章 第四話 【永遠の少女】 愛しき者

「あ―ぁあっ」
 内と外から押し寄せる悦楽に揺さぶられ、明姫は涙を振り散らし、喘いだ。
「愛している」
 そのひと言とともにユンが達し、明姫も後を追うように達した。またしてもユンが撒き散らす熱い飛沫をまともに浴びせかけられ、濡れていく感覚にか細い身体を戦慄かせる。
「私も心から愛しているわ、ユン」
 今、このときばかりは国王と側室ではない、ただの男と女。だからこそ素肌で抱き合い、これ以上はないほど奥深い部分で繋がり合って本音を囁ける。

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