身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第20章 第四話 【永遠の少女】 永遠に理解し得ぬ二人
まだ粥が残った状態で碗を側のヒャンダンに差し出すと、ヒャンダンは微笑んだ。
「無理をなさる必要はありませんよ。また、いつものようにたくさん食べられるようになりますから」
と、いつもは食欲旺盛な明姫をからかうように言う。
「ヒャンダンったら」
笑い声を立てようとした明姫が腰を押さえ、小さく呻いた。
「痛むのですか?」
案じ顔のヒャンダンに、明姫は弱々しい微笑を返す。
「まだ陣痛が完全に治まったわけではないから、多少の痛みがあるのは仕方ないわね」
「無理をなさる必要はありませんよ。また、いつものようにたくさん食べられるようになりますから」
と、いつもは食欲旺盛な明姫をからかうように言う。
「ヒャンダンったら」
笑い声を立てようとした明姫が腰を押さえ、小さく呻いた。
「痛むのですか?」
案じ顔のヒャンダンに、明姫は弱々しい微笑を返す。
「まだ陣痛が完全に治まったわけではないから、多少の痛みがあるのは仕方ないわね」