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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】

第20章 第四話 【永遠の少女】 永遠に理解し得ぬ二人  

―私の魂はずっと、お側にいます。だから、泣かないで。
 そして、私は何度生まれ変わっても、この広い世の中から、あなたを探し出し、恋をするだろう。
 たった一人の愛しいあなたにめぐり逢う度に、私は何回でもあなたに恋するに違いない。
 明姫の囁きは確かにユンに伝わった。
 明姫の手から急速に力が失われていき、やがて、ポトリと落ちた。

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