身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第22章 第二部【身代わりの王妃】 稚(おさ)な妻
もちろん、友人の中にも、後添いで先妻の子がいる年配の男の許に嫁いだ者がいなかったわけではない。しかし、そんな幼なじみを見る度に、気の毒にという同情を抱いて見送っていた。
現に、その娘は両班とはいえ、里方が落ちぶれて極貧に喘いでいるため、両班の体面を保つだけの暮らしもできない有様だった。そのため、友達は結納金として多額の金を貰い受け、五十に近い男の許に嫁いでいった。その男には先妻や側妾の産んだ子どもが総勢八人いた。
現に、その娘は両班とはいえ、里方が落ちぶれて極貧に喘いでいるため、両班の体面を保つだけの暮らしもできない有様だった。そのため、友達は結納金として多額の金を貰い受け、五十に近い男の許に嫁いでいった。その男には先妻や側妾の産んだ子どもが総勢八人いた。