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「和蘭、和容、二人とも良い子にしていたか？」
「はい」
「はあーい」
　第二王女の和蘭翁主は七歳、第四王女の和容翁主は六歳になる。上の王女は面立ちも性格も生母仁嬪に似て、おとなしやかだ。一方、一つ違いながら、下の王女は容貌もユンに似て早くも将来の美貌を彷彿とさせる美しい面立ちをしている。気性も姉娘とは異なり、活発だ。
　仁嬪は末の第五王女和寿翁主を腕に抱いて、ユンと娘たちのやりとりを微笑んで眺めていた。