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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】

第25章 第二部 【身代わりの王妃】  想いのゆくえ

「そう騒がれたら興ざめだ。それに、この近隣には人家も多い。悲鳴を聞きつけた者が来ては後々面倒だからな」
「うっ、うぅ」
 春花の口から洩れ出るのは最早、くぐもった声ばかりになった。両のふくらみに十分に愛撫を施された後、蜜壺にそっと触れられる。
「相変わらず嫌らしい身体だ。胸を触られただけで、用意は万全らしい」
「―」
 酷い侮辱の言葉を囁かれ、春花の羞恥心はいや増す。無垢な少女は女体を知り尽くした男が言葉をも使って女を嬲り、余計に高ぶらせるのが閨の手練手管だとは知らない。

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