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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】

第26章 第二部【身代わりの王妃】 哀しみの果て

 こんな愛の形もあるのか。若き日、明姫をひたすら求めたことが愛する女をのっぴきならぬ状況に追い込んだ。
 穏やかな愛、見守るだけの愛もまた良いものなのだろう。
―私も歳を取ったということだな。
 ユンは微笑み、少しだけ春花を抱く腕に力をこめた。 

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