身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第3章 第一話【桜草】 逢いたくて~恋ごころ~
ただただ怯えだけが彼女を支配し、明姫は慌てて上半身を起こそうとする。しかし、ユンは無情にもそんな明姫を力をかけて抑え込んだ。
「?」
最初は何をされているのか判らなかった。チマの下に履いているズボンを引き抜かれ、下履きまで脱がされた時、初めて我に返った。
「脚を開くんだ、明姫」
傲岸に命じられて、従えるはずもない。明姫がかえって頑なに脚をすり合わせ閉じようとしたのに怒ったのか、ユンは猛烈な力で閉じた両脚を開かせた。
股が裂けるのではないかと思うほどの激痛が両脚の付け根に走る。
「?」
最初は何をされているのか判らなかった。チマの下に履いているズボンを引き抜かれ、下履きまで脱がされた時、初めて我に返った。
「脚を開くんだ、明姫」
傲岸に命じられて、従えるはずもない。明姫がかえって頑なに脚をすり合わせ閉じようとしたのに怒ったのか、ユンは猛烈な力で閉じた両脚を開かせた。
股が裂けるのではないかと思うほどの激痛が両脚の付け根に走る。