身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第3章 第一話【桜草】 逢いたくて~恋ごころ~
明姫はまだ半裸の上にユンの官服を引っかけただけの姿である。まるで眩しいものでも見るかのように眼を細め、ユンはまた明姫を抱きしめた。
「済まなかった。だが、そなたを一日も早く私のものにしたい。できるだけ早く、祝言を挙げられるように努力するよ」
「私も時機を見て、崔尚宮さまに女官を止めたいと話してみるわ」
視線と視線が絡み合う。二人は淡い闇の中で、しっかりと頷き合った。
「それにしても酷い格好だな。見つからないように戻らないと」
「それこそまた鞭打たれるもの」
明姫の言葉に、ユンは心底面目なさそうに頭をかいた。
「済まなかった。だが、そなたを一日も早く私のものにしたい。できるだけ早く、祝言を挙げられるように努力するよ」
「私も時機を見て、崔尚宮さまに女官を止めたいと話してみるわ」
視線と視線が絡み合う。二人は淡い闇の中で、しっかりと頷き合った。
「それにしても酷い格好だな。見つからないように戻らないと」
「それこそまた鞭打たれるもの」
明姫の言葉に、ユンは心底面目なさそうに頭をかいた。