身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第4章 第一話【桜草】 蜜月と裏切り
「どこから、こんな良い男を連れてきたの?」
あまりといえばあまりの言い方に、明姫まで別の意味で頬が紅くなる。もちろん、恥ずかしいからだ。無教養なわけでもないのに、どうして、こういう品のない言い方しかできないのだろう。
「上手いこと、誑かした―いや、捕まえたのね」
そう言ってから、肩を竦めた。
「どっちの言い方もたいして変わりないかね」
「お祖母さま、良い加減に止め―」
言いかけたところを脇からユンが止めた。
「良いではないか。私のことなら、気にしなくて良いから」
小声で話しているから、祖母には聞こえていないはずだ。
あまりといえばあまりの言い方に、明姫まで別の意味で頬が紅くなる。もちろん、恥ずかしいからだ。無教養なわけでもないのに、どうして、こういう品のない言い方しかできないのだろう。
「上手いこと、誑かした―いや、捕まえたのね」
そう言ってから、肩を竦めた。
「どっちの言い方もたいして変わりないかね」
「お祖母さま、良い加減に止め―」
言いかけたところを脇からユンが止めた。
「良いではないか。私のことなら、気にしなくて良いから」
小声で話しているから、祖母には聞こえていないはずだ。