身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第11章 第二話 【桔梗の涙】 しばらくの別離
ユンは明姫を焦らすように、丹念に唇で素肌をなぞってゆく。時にはきつく吸い上げ、鬱血の跡を残す。殊に今夜は首筋から鎖骨、乳房から臍のくぼみまで、あちこちを吸い上げ、紅い花びらのようなアザを残していった。
それはあたかも明姫は未来永劫、自分のものだとその白い身体に所有の徴(しるし)を刻み込んでいるようでもあった。
「あっ」
ユンの口がすっぽりと乳房の突起を銜えた刹那、明姫の唇から喘ぎ声が洩れた。待ち望んでいた身体は歓び、大きな乳房が欲望を感じて更に重くなる。
乳房を丹念に吸いながらも、彼の愛撫は止まず、空いた方の手は既に十分に潤った狭間へ伸びていった。
それはあたかも明姫は未来永劫、自分のものだとその白い身体に所有の徴(しるし)を刻み込んでいるようでもあった。
「あっ」
ユンの口がすっぽりと乳房の突起を銜えた刹那、明姫の唇から喘ぎ声が洩れた。待ち望んでいた身体は歓び、大きな乳房が欲望を感じて更に重くなる。
乳房を丹念に吸いながらも、彼の愛撫は止まず、空いた方の手は既に十分に潤った狭間へ伸びていった。