身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第12章 第三話 【観玉寺の廃妃】 再会
元々美麗な顔立ちに逞しさや男らしさが加わり、ぐっと魅力的になった。まさに美丈夫の言葉がふさわしい青年だ。
「そうですね。今なら、武官とお聞きしても、あっさりと信じるかもしれません」
明姫が言うと、ユンは母親に褒められた子どものように嬉しげに頷いた。
三年前、初めて宮殿の庭園で出逢った二人は、二度目は漢陽の町中でばったりと再会した。その時、ユンが咄嗟に武官だと名乗ったのに、明姫は信じなかった。あの頃が今では遠い昔のように思える。
「あの頃が随分と昔のように思えます」
明姫が呟くと、ユンも頷いた。
「そうだな、私たちにとって、この二年はあまりにも長すぎた」
「そうですね。今なら、武官とお聞きしても、あっさりと信じるかもしれません」
明姫が言うと、ユンは母親に褒められた子どものように嬉しげに頷いた。
三年前、初めて宮殿の庭園で出逢った二人は、二度目は漢陽の町中でばったりと再会した。その時、ユンが咄嗟に武官だと名乗ったのに、明姫は信じなかった。あの頃が今では遠い昔のように思える。
「あの頃が随分と昔のように思えます」
明姫が呟くと、ユンも頷いた。
「そうだな、私たちにとって、この二年はあまりにも長すぎた」