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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】

第12章 第三話 【観玉寺の廃妃】  再会

 優しく抱いてやらねばと反省する一方で、既に三度も達してしまった明姫をまた抱こうという気になる己れに苦笑いする。それでも、次に彼女を抱けるのはいつになるのかと思えば、やはりまた泣かせてしまっても、もう一度明姫が欲しいと思うユンであった。
 窓から差し込む月明かりが明姫の美しい顔を照らしている。明姫、私の宝物。
 ユンは心で呼びかけながら、また明姫の髪を撫でた。

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