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君のクラスで1時間

第1章 私の彼氏はこんな人

隣を歩いていても、手さえ繋いでくれない。


触りたくて…
近づきたくて…

健人の背中をちょっと…
ほんのちょこっと摘まんだだけなのに。



「ひなこ。いい加減にしろ。」



と、手を払い落とされた。


健人はドエス?!
それとも
ちょっとハードな焦らしプレイ?!


不満気に見上げれば、私の思考を読み取る健人は、物凄く蔑む目で私を見下ろしながら言う。



「ベタベタすんな、ウザい。」

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