テキストサイズ

ヴァンパイアの誘惑<短編集>

第1章 俺様ヴァンパイアの誘惑




数分後、離れた黒木くんにもどかしさを感じる。


「帰るぞ」


「はいっ!」


私は、ニッと口角を上げて言う黒木くんの後をおった。


学校を出るとすでに辺りは薄暗くなっていた。


毎日一緒に帰ってくれる黒木くん


私が


「ここまでで大丈夫です!ありがとうございました」

なんて言っても


「1人でなんか、帰らせねぇよ」


そう言って必ず私が家に入るまで見ていてくれる。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ