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わすれない

第1章 出会い


無事に、補導員の目をそむけた俺は彼女に車で送ることを提案した。


彼女は本気で嫌がっていたみたいだが、最後は納得して...いや、納得してないかもしれないが車に乗った。



彼女が中学生ということにかなり驚いたが、それ以前に、気になる事があった。


彼女は何かに怯えていて、それでもそれを見せずに強がってた。


強がった言葉遣いに態度。俺の興味はますます惹かれていた。


――こんどこそ…。


俺は彼女にあいつを重ねているのか…。

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