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───えっ？圭介がいたの？

看護師さんの言葉に一瞬考えた。そういえばあいつがくる前に圭介がいたや。

看護師さんは不思議な顔をしていたけど私の表情をみて安心したのか、帰さなくてもいいみたいね。といって、彼はラウンジにいると教えてくれた。


ラウンジに向かうと、圭介は窓の外を見ていた。


「あっ、………。」



圭介に声をかけようとしたけど、窓に映る圭介の顔が怖くてなんて話しかければいいのかわからずそのまま圭介を見ていた。


気配を感じたのか、圭介が後ろを振り返り、私を見つけた。


「………美咲。」



圭介に呼ばれて、ドキッ っとした。その時の表情がなんとも言えないくらい切なそうで……苦しそうな表情で。



「もう、大丈夫なのか？」